西部湯瓜のshow論文

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『名探偵コナン』に眠る金脈-漫画ビジネス論

前回、前々回と『名探偵コナン』の黒の組織の話について書いた。要するに、2日あれば黒ずくめの組織についての話は全て読むことができるという内容だった。

さて、その2つのエントリの内容には、いくつものビジネスチャンスが眠っている。

例えば、TSUTAYAリアル店舗のレンタル漫画のコーナーに『名探偵コナン』のゾーンがあると思う。そこで、前回のエントリで示したように黒の組織が登場する巻だけをまとめたゾーンも併設すればいい。

「なんだ、たったの18巻でぜんぶ読めるの?」となれば、80巻を超える冊数に怖気づくことなく気軽に、もう一度『名探偵コナン』に手が出せる。多くの客は黒ずくめコーナーを見て初めて、自分はこれを待っていたと気づくはずだ。

他にもある。例えば小学館。他でもない『名探偵コナン』の漫画の出版元だ。黒の組織の登場回だけをまとめたシリーズを別で発売すればいい。10巻以内に収まるだろう。先ほど言ったメカニズムで売れると思う。そしてヒットを飛ばした後は、高木刑事と佐藤刑事の恋物語総集編や、少年探偵団シリーズ、通常回の傑作集など、色々な拡がりを期待できるだろう。

そして、最後に余談を。

黒ずくめの組織の話にも、そろそろ限界が来ている。魅力の薄い新キャラを登場させるという『NARUTO』でも有名な、長編漫画の作者が陥りがちなミスに、見事にハマり始めている。つまり、すでに物語が持つ本来のキャパをとっくにオーバーしているのだ。作品のクオリティをこれ以上落とさないためにも、作者側はそろそろピリオドを撃つべき頃だ。

クライマックスには、黒の組織の界隈や新キャラだけではなく、少年探偵団や怪盗キッド服部平次に鈴木財閥、工藤一家、その他すべてのキャストを総動員した大円団を期待したい。

 

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