西部湯瓜のshow論文

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サッカーはPK戦をやめて判定勝ちを導入すべき

延長戦の末、決着がつかない場合に行われるPK戦を廃止すべきだと思う。ボクシングでも判定勝ちがあるように、サッカーにも判定システムを導入した方がいい。

PK戦ジャイアント・キリングが起こりやすいが、それは裏を返せば実力が結果に反映されにくいということ。要はただの運に過ぎない。ルイ・ファン・ハール監督も「PK戦はくじ引きのようなもの」と言っている。本気の勝負の結末をくじ引きに委ねるのは、それは一体どうなんだろう。試合で内容的に負けている方がご機嫌でPK戦に臨み、内容的に勝っている方が損した気分でPK戦に向かう今のサッカーの仕様は明らかに間違っている。

最悪なのが、試合の流れの中では勝てないと踏んだチームが、PK戦を狙って、もはやカウンターすら放棄して守りに徹し、ただ時間切れを待つサッカー。PK戦の存在が試合の面白さを削いでいる。そして、内容で勝っている側はPK戦を阻止したいという気持ちが働いて、攻撃に偏重してしまう。必要以上のリスクテイクを迫られるのだ。

松本人志の『ドキュメンタル』というお笑い番組がある。10人のお笑い芸人たちがお互いを笑わせ合うのだが、笑ってはいけない。笑った芸人は退場していき、最後まで生き残ったひとりが優勝者となる番組。シーズン1(第1回大会)では、あまりボケやツッコミなどの攻撃を仕掛けず、ひたすら時間をやり過ごして優勝を狙う消極的な戦い方が可能だった。しかし、シーズン2(第2回大会)では、ポイント制が導入される。相手を笑わせた回数分ポイントが貯まり、このポイントが優勝を目指すうえでひとつ重要なキーになるのだ。だから、攻撃を仕掛けるインセンティブが高まり、『ドキュメンタル』はいっそう面白くなった。このルールはシーズン3(第3回大会)にも引き継がれたので、十分に機能したルールと言えるだろう。

サッカーも、例えば、決定的チャンスを迎えた数をポイントにしてみてはどうだろう。これなら攻撃的なポゼッションサッカーにとっても、守備的なカウンターサッカーにとっても平等だし、納得がいくはず。もしそのうえで完全に互角だったらPK戦でもやればいい。もちろん何をもって決定的シーンと言うか、それを誰がどう判定するのか、そのあたりの問題はあるが、そこがクリアになれば、PK戦よりもずっとワークすると思う。

PK戦は)監督の力も及ばない、運命を偶然に委ねるものである。 ーイビチャ・オシム 

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